GMOペパボ EC Advent Calendar 2022 1日目の記事,ほかにやることがあったので遅れたというか忘れてた.
最近研究室から家のPCにWindowsのリモートデスクトップでアクセスしたいと思うようになった.しかしリモートデスクトップのデフォルトの設定ではネットワークの中のクライアントからしか接続できない.1ルータの設定をいじってポートを解放しようにもマンションなのでルータのIPにプライベートIPが割り振られている.そこで,VPNを構築して外部ネットワークから接続できないか試してみる.今回使用するのはtailscaleというVPNのサービス2,無料で使えるのでありがたい.まずはリモートデスクトップのホスト,クライアントともにtailscaleのappを入れてログインを済ませておく.すると 100.x.y.z
内の同一のネットワークに二つのデバイスが存在するようになる.3あとはHow-to Guides4を呼んでホストのリモートデスクトップの設定を変更してVPNのネットワークからの接続は許可する.
- 「Windows Defender ファイアウォール」を開く,スタートメニューに
wirewall
と入力すると出てくる - 詳細設定->受信の規則->リモートデスクトップ - ユーザーモード(TCP 受信) をクリック
- スコープのリモートIPアドレスのラジオボタンを「これらのIPアドレス」に変更し,
100.64.0.0/10
を追加,これでVPNのネットワーク内なら接続できる - UDP受信にも同様の設定をする
- リモートデスクトップを立ち上げて試してみると接続できるようになる
感想としては非常に便利,研究室から家のPCにアクセスして必要なファイルを取得出来たりする.ただリモートだとaltキーの認識が遅れる.USキーボードを使用しているのでaltキーの挙動をデフォルトから変更しているのが原因なのだろうか.